一眼レフやミラーレスカメラでの動画の撮影が流行っていますよね。かく言う管理人も一眼レフやドローンを使って動画を撮影する機会が多いのですが、動画をより滑らかにスムーズに動くような動画に仕上げるにはどうしたらいいのか、仕組みから解説していきます。




滑らか、スムーズな動画を撮影したい!




言葉で説明するのは難しいのですが、動画がスルスル動くような滑らかな映像ってどうやって撮影すれば良いんだろう?と疑問に思っている人って意外と多いのではないでしょうか?




まずは動画の仕組みからみていきましょう。動画と写真の違いとは、簡単に言うと写真が「一枚の写真」で、動画は「大量の写真をつなぎ合わせたもの」と言えます。




なので動画を撮影するということは高速で写真を撮りまくり、つなげ合わせたパラパラ漫画のようなものと考えてください。




なので仕組みは写真と同じように捉えると簡単に理解することが出来ます。そして冒頭にある「滑らかに、スムーズにスルスル動く動画」にするためには2つの要素が重要です。




スルスル動くスムーズな動画に必要な要素①FPS




FPSとは、一秒間に何枚の写真を撮るかを表す数値です。これが高ければ高いほどスルスル動き、スムーズな動画に仕上がりあます。




アクションカメラの代表格であるGoproの映像を見てみると分かる通り、FPSが高いカメラはスルスルと滑らかな映像を作り出すことが出来ます。






具体的に言うとFPS60位あれば十分にスルスルとした滑らかな動画を撮影できます。しかしこのFPSが高い動画には好みが分かれるところがあり、映画などの撮影ではFPS24で撮影されたりします。




ではFPS以外の動画の重要な要素を見ていきましょう。




スルスル動くスムーズな動画に必要な要素②シャッタースピード




シャッタースピードはシャッターを開いてから閉じる、という動作の長さを表します。これが長いほど写真は明るくなり、短いほど写真は暗くなります。




カメラの設定では1/30とか、1/100のように表示されます。




このシャッタースピードが動画にどう影響していくのか、実はこれが滑らかな動画を撮影するために一番重要とも言える要素の一つです。







コチラの写真を見てみてください。画像がブレていますよね。これはあえてブレるように撮影されたものです。




上記にもある通り、動画は写真の連続をつなげたもの。なので写真のようにクッキリとした画像が連続するとカクカクしたような映像になりがちです。特にFPSが低い場合。




なので動画撮影のときにはあえてブレるようなシャッタースピードで撮影すると低いFPSでも滑らかな映像にすることが出来ます。



パラパラ漫画でもそうですが、あえてブレた絵を途中に挟めることによって映像がキレイにスルスルと動く映像が作れるというのは意外ですよね。





シャッタースピードを遅くして映像をスルスルと滑らかに動かす




具体的に言うと動画撮影の際にはシャッタースピードを遅くして撮影することで低いFPSでもなめらかな映像になるのですが、これには一つデメリットが。シャッタースピードを遅くすることで取り込む光の量が多くなり、動画が明るくなりすぎる場合が多いです。




なのでこの場合はNDフィルターなどを装着して取り込む光の量を減らしていきます。







カメラのレンズ経にあったものを選んでください。NDフィルターの種類としてはND4やND8など、NDの後に数字がつきます。これは取り込む光の量をND4なら1/4、ND8なら1/8というように抑えてくれる度合いを示しています。




特に明るい日中でn撮影の場合、取り込む光の量をなるべく抑えられるフィルターが望ましいですね。




特に僕の場合はドローンでの撮影時、明るい日中が多いためフィルターはセットで持ち歩いています。でないと映像がカクカクしてしまいますからね。




まとめ




写真撮影時とはちょっと違う要素が絡んでくる動画撮影。これはまだまだ僕もテストを重ねながらの練習が必要と感じます。かなり奥が深いですよね。




旅をしながら写真と動画撮影をしていくと色んな場面に遭遇します。今までに経験した気温や天候、撮影場所などとは違った環境での撮影も増えるため、カメラの基本的な知識だけは抑えておくとあらゆる撮影をこなせるようになります。




僕の場合は一眼レフは常にマニュアルモードにしてカメラの基礎的な部分を普段から使えるように練習しました。今ではマニュアルモードが普通で、シャッタースピード、F値、ISOなどを自分でその場で動かしながら撮影するようにしています。




なれると大体の適正がわかるようになるのでカメラ初心者の方に特におすすめです。




それでは実際に撮影しながらテストしてみてくださいね。最後まで読んでいただきありがとうございます。