誰もが一度は考える「脱サラ」、「会社員を辞めて自由に生きてみたい」という望み。では会社員のメリットとデメリットから自由に生きることのメリットとデメリットも考えていきましょう。


社畜を卒業したい、というのは多くのサラリーマンがつぶやいていることですが、会社員にはメリットが無いのか?もちろんそんな事はありません。会社員は会社に守られることで大きなメリットを発揮しています。現に多くの人がそれで生計を成り立たせています。


ここでは会社員のいいところと悪いところを公平に見ていきます。



サラリーマンを辞めたい人が考えるべき会社員のメリット




会社員を卒業して自由な生き方をしたい!というのは多くの人が考えることだと思いますが、もちろん会社員にもメリットはあります。まず挙げるとするならば毎月入ってくる給料ですね。



「そんなの当たり前じゃん」と思うかもしれませんが、実は毎月一定額の給料が入ってくることってかなりありがたいことです。




自分で事業や会社を経営してみるとわかりますが、毎月一定の利益を上げ、収入とするにはかなり大変な苦労が伴います。ましてや従業員がいる場合、その相手に一定の給料を払わなくてはなりません。




どこかで失敗して、その月の利益をしっかりと上げられなかった場合、給料は自腹で払うことになりますからね。また、毎月一定の利益を上げていたとしても、それがいつ途切れるかわかりません。




しかし会社員はそうではないですよね。




「えー、今月は利益が少なかったので給料はナシです!」



こんな事は言われたことがないはずです。笑




しかし自分で事業や会社を経営していれば給料は絶対に払わなくてはならない以上、ちゃんと利益が上がらなかった月は実質自分の収入はゼロに近い月が遭ってもおかしくはありません。




このようなリスクを背負う必要がないのが会社員の強みです。また、積極的に会社の利益を上げる仕事をしなくても給料がもらえるのも会社員だけです。実は会社員にはこのようなメリットがあり、会社を経営する社長のほうが絶対的に良い、というわけでもないんですね。




会社員のデメリット




これはすぐに思いつく人が多いかもしれません。まずはライフスタイルのバランスについて。




まず会社員やアルバイトは本質的には”時間・労働力を会社に売る”ということで毎月の月給、時給をもらっています。




「いや、月給と時給は違う!」という声が聞こえてきそうですが、本質的には「1ヶ月の内◯◯日間朝◯◯時から出勤する」というスケジュールを約束して給料をもらっているので実際には大きく変わりません。




なのでまずは時間が自由ではないこと。これが一つのデメリットですよね。ある意味会社員は1ヶ月のスケジュールを会社員に決めてもらい収入を得ているので、時間に関しては自分でコントロールすることが出来ません。




月の予定表のほとんどが会社に関わっているはずです。例えば土日休みであれば「土日は会社が休みだから、◯◯に行こう」というように、会社の予定ありきでプライベートの予定を立てていることになります。




これは会社と会社員の契約なので当然ですが、意識しないでいると当然の様になってしまいますよね。




また、朝8時出勤だとするならば、朝8時に会社に着ける場所に住まなければなりません。出勤するために3時間も4時間もかかる場所には住めませんよね。これはつまり会社員であるということはその会社の近くに住まなければならない、という場所にも縛りが出来ているのです。




これは意識していない人が多いかもしれません。実際東京で毎日出勤するならば北海道には普通は住めません。自分の好きなところに住めないという時点で会社員は住む場所も会社に決められているという事です。




そして最後に収入の限界です。会社員である以上、会社の利益を超える給料、社長を超える給料はもちろんもらえませんし、昇給のタイミングも会社次第です。アナタが普段どれだけ頑張っていても、それを見ている上司が判断するまでは昇給などは無いですね。




また、昇給というのは基本的に会社的には後回しになることが多いです。利益が大幅に増えたらまずは設備投資や会社の運営費に回すでしょう。昇給するとしたらまずは専務や常務などの役職のある人間から。




そして最後の最後に昇給されるのが一般社員ということになります。最後に回されるので昇給のタイミングは非常に少ないということになります。




現在では徐々に副業を認める会社も出てきていますが、まだまだ一般的に広く広まっているとはいい難いです。ばれないように副業をするというのをよく聞きますね。




会社員のメリットとデメリットまとめ




上記のように会社員にはお金・時間・場所に縛りがあり、これがデメリットとなるのですが、そのかわりに絶大なメリットとして毎月の安定的な収入というものが挙げられます。




もちろん本当の意味での安定というものは存在しません。会社が潰れれば給料はもらえませんし、病気になれば働けません。これは会社を経営する社長も同じです。




しかし会社員には会社からのある程度の保証がありますし、リスクを負う必要が殆どないことがメリットと言えますよね。社長であれば会社が潰れたら会社員の多くが路頭に迷ってしまいますし、その人らに対しての保証が求められます。




どちらにリスクがあり、どちらにもメリットがあります。なのでどちらの方がいい!という明確な正解はありません。どちらがいいのかは自分の判断で決める事になりますね。この記事を読んで、自分のこれからのことを考える切っ掛けになれば幸いです。



それでは最後まで読んでいただきありがとうございます。