表現の不自由展があいちトリエンナーレで開かれ、物議を醸していることは多くの人がご存知かと思います。


表現の自由とは一体何なのかという専門的な知見はそちらの筋の方におまかせするとして・・・。


僕は世界20カ国を回ってきた経験を元に僕なりの意見を書いていこうと思います。


ちなみに僕は結論、日本に表現の自由がないなんて事はありえないと思っています。


実際に表現の自由がない国を例に上げながら、今回の問題点について触れていきます。


表現の不自由展の問題点


表現の不自由点がなんで叩かれているのかというと


天皇陛下の写真を燃やし、その灰を踏みつける

という過激な芸術?作品が展示されていることや、韓国の慰安婦像が展示されていること


などが問題点として挙げられています。厳密に言えばこれは問題点というよりも批判されている理由になるんですが、


本当の問題点は


この美術展?を税金で開催しようとしているところですね。

税金で賄われる助成金を頂いて開催しようとしているのですが、これに批判が殺到。


愛知県民や他県からも批判が集まっていたこともあり、この助成金は取り下げられました。


*間違ってるところがあったらご指摘お願いします。

と、ここまで一連の流れを簡単に、誰でもわかっている程度の浅い知識をドヤ顔で書いてきたわけですが、


この助成金が取り下げられたことで、表現の不自由展の美術監督である津田大介氏や愛知県知事の大村氏などが


表現の自由がない!!

と大騒ぎしているわけです。


日本には表現の自由がない?


結論から言って日本には表現の自由があります。というかありまくりです。


今回表現の不自由展は開催を取りやめるよう言われたわけではなく、


税金でこういう事するのはダメだよ

ということで助成金を取り下げられただけですよね。


元に表現の不自由展は人数を制限するなどして開催していますし、


それを行った誰一人として逮捕されたり投獄されたりしていないわけですから。

これが大げさだと思った人もいるかも知れません。しかし日本でよく言われる


表現の自由がない

という言葉について勘違いしている人が多いみたいなので、言っておくと、


本当に表現の自由がない国というのを知らなすぎだと思います。


ということで実際に旅行者でも罰せられる可能性があることでも有名なタイ王国を例に挙げて


表現の自由とは何かを一緒に考えてみませんか?


タイ王国の場合【不敬罪】


タイといえばほほ笑みの国、タイ料理の国、パクチーやらエステやらと女子に人気の国です。(違う?)


僕も何度か訪れていて、それなりに歩いたことはあるのですが、そこで気をつけなければならないのが


タイ国王王室に対する不敬罪です。


これは旅行者である外国人にも適用されるもので、タイの王室に対する侮辱や批判などを行った場合、


逮捕されてしまう可能性があるんです。


例えば紙幣に印刷されているタイ国王のお写真に落書きしてSNSにアップするなどしても


不敬罪が適用されます。(実際にこれで逮捕された日本人がいます)


これって日本では考えられませんが、タイ国王の愛犬をからかっただけでも

不敬罪が適用されたケースもあります。


表現の自由がないというのはこういう事を言います。


ちなみにタイの映画館で映画を見ると、映画が流れる前にタイ国王王室の映像が流れ、


その映像が流れている間、全員が立ち上がります。


タイ国民は国王ひいては王室を敬い、愛国心が非常に強い事がわかります。


まあタイで映画館に入るような日本人は殆どいないので知られていないみたいですが。


(僕は一度入りました。その光景を見るために)

それとタイ王国ではタイの国王以外にも、他の国の元首などを批判したり侮辱したりしても


不敬罪が適用されますので旅行中の方はご注意を。


不敬罪が適用される他の国


他にもサウジアラビアやイスラム圏の国々は不敬罪が未だに残っている国がいくつかあります。


このように不敬罪というのが未だにある国というのはいくつもあります。


表現の自由がないというのはこのように、「言いたいことを言ったら逮捕される」などの


可能性がある国を例に上げるとわかりやすいですね。


日本に表現の自由があることがよくわかりますよね。日本では毎日のように


Twitterなどでクソコラなどが作られまくっていますし、どれだけ悪口を書いても


誰も逮捕されません。


日本に表現の自由がないと思っている人へ


ここまでに挙げたタイ王国などの例はほんの一部です。


他にも北朝鮮だったら不敬罪という罪があるのかは知りませんが、例のあの人の悪口を言おうものなら


無慈悲な銃殺刑などが課せられるでしょうし・・・。


それらを知った上でもう一度日本の表現の自由について考えてみましょう。


もう一度書きますが、表現の不自由展は開催できていますし、逮捕者も出ていません。


ただ単に助成金は出せないよという結論に至っただけです。


今までの例から見て、これは表現の不自由に当たるでしょうか?表現の不自由って、


発言することも許されない、表現することも許されない


ということじゃないでしょうか?もう一度表現の自由について考えてみてください。


というか恐らく津田大介氏や大村知事なんかは僕なんかよりも知識があるでしょうし、


こういう事はしっかり理解してるはずですよ。つまり何が言いたいのかというと


わかった上で被害者のふりをしているようにしか見えないんです。


だって絶対僕よりも知識も経験もあるでしょうし、こんな事は言わずともわかっていると思うんですよ。


その上で、「表現の自由がないんだ〜!!」とおおっぴらに声を上げることで


知識の無い一般人からの支持を集めて拡散しているんですよね。


つまり、これに載せられている人はしっかりと彼らの作戦に利用されているだけだと思うんです。


表現の不自由展が批判される理由


そして最も批判を集めている天皇陛下の写真を燃やす映像ですが、


これを芸術だと言い張っているのはいささか不愉快ですよね。少なくとも税金でやることではないです。


自分の家族の写真が同じ用に扱われていたらどうでしょうか?恋人なら?兄弟なら?


また、これと同じことを韓国の国旗でやったらなんて言われるか想像してみてくださいよ。


ヘイトだ〜!!!

って叫ぶ一定層の人出てくるじゃないですか。でも日本の象徴である天皇の写真を燃やしたり踏みつけたりって


同じことじゃないでしょうか?というかこれも多分皆さんわかってやってる。


自分でやったことを他人がやったら許せないというマインドをどこかで持っているんですよね。


僕としてはやっぱり、これを芸術だとは思えないし、批判されても仕方がないと思うんです。


そして表現者であるならば批判されることもまた表現者としての宿命です。


表現して家に飾るだけならまだしも、人に見せるのであれば批判されて当然です。


表現者に表現する自由があるのと同じく、見た人間にも批判したり意見を表現する自由がある

これが結論ではないでしょうか。そしてもし表現をして自由を訴えたいならば自費でやるべきです。


助成金でやろうとしていることが問題点なわけで。


売れないアーティストが税金でCD作ったりしないように、芸術として多くの人に認められないのなら


自費で開催するしか無いんですよね。こればかりは仕方がない。


というかこれは余談ですが、津田大介氏が美術監督を務めているようですが、


なぜ美術の専門家が監督をしなかったのでしょうか?


これがもう表現の不自由展の答えかなと思います。政治的思想と芸術をごっちゃにするべきじゃないかなと。


ネット上での反応


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